idea factory from newspaper 2003 9 23

通貨(currency)
 ドル安放置は、危険です。
ドル安は、副作用が大きすぎます。
ドル安放置は、アメリカの命取りになります。
基本的に、「強いドル」を維持すべきです。

It is the labor market.
 生産性が上がれば、雇用が減ります。
将来的には、そうなるでしょう。
コンピューター技術の進展と、ロボット技術の進展で、
雇用が減るでしょう。
 コンピューターとロボットが、雇用を奪うのです。
人間がやっていた仕事を、ロボットがやるようになるのです。
しかし、ロボットにはできない仕事があります。
サービス産業と、福祉産業と、情報産業です。
 労働市場を、ロボットが作業できない分野にシフトすべきです。
21世紀中には、ほとんどの作業をロボットが行うようになります。

ブランド価値(brand value)
 サムスンは、ブランドを確立したと思います。
サムスンの液晶モニターは、画質が良好だと思います。
パソコンショップには、同時に多くの液晶モニターの画質を確認できる売り場があります。
 5年前ぐらい前だったでしょうか。
その時、買ったテレビは、画質がもう一歩という感じでした。
今は、改善しているでしょう。
 次は、ハイアール(Haier)でしょうか。
試してみたいと思います。

株式市況(stock market)
「日本株の買越額、アジア勢、大幅増加」
東南アジアの投資家による、
日本株の買い越しが増えたそうです。
 さて、昨日の株式市場を見てみると、
石油株が買われました。
 新興市場は、主力銘柄は元気がなかったですが、
局地戦は、活発でした。
 また、8308りそな(Resona)の株が、大きく上昇したそうです。
終値 163円 +20 (+13.99%)
確か、5月頃は、株価が60円弱だったと思います。
 いろいろと問題がありますが、
りそなの株を持っている中小企業が多いのです。
 適切なたとえではありませんが、
仏教に「毒矢のたとえ」という話があります。
 これは、戦場にて、毒矢に当たってしまったら、
毒矢がどこから飛んできたか分析するのではなく、
まず、毒矢を抜き、毒抜きをして、ケガの手当を先にすべきであるという話です。
 今は、戦場では、弓矢は使われませんが、
戦友がケガをしているのを発見したら、
地雷でやられたか、爆弾でやられたかを分析するのではなくて、
まず、ケガの手当をすべきでしょう。
ケガの手当が終わったら、全力で十分に分析すべきです。
 次に、テレビ業界について。
いろいろと、テレビ局が問題を起しますね。
テレビ局の株主は、毎日、不安でしょう。
 テレビ局の株取得には、外国人制限があります。
こういう規制は、もう古いです。時代遅れです。
 たとえば、キヤノンは、外国人の株主が46%にもなりますが、
キヤノンの経営は、アメリカ式ではありません。
キヤノンの経営は、独自経営方式で、日本式経営に近いです。